悩みを誰に相談していいか分からない、不安や悩みを解消してくれる存在として
- まず、法人について、また石川さんが普段どのような業務をされているかについて教えてください
- 私たちは神奈川県の綾瀬市、横浜市にて特別養護老人ホームの運営、高齢者福祉介護事業、保育事業を行なっています。
私の普段の業務は、特別養護老人ホームの運営と管理を主に行なっています。
私たちの業種は、エッセンシャルーワーカーと呼ばれるもので、コロナ禍でも休むことなく、24時間365日働いていました。対人援助の仕事では、職員が人間関係で悩むことも多く、ストレスを溜めやすい環境でもあります。
職員がストレスや悩みを抱え込まないように普段からコミュニケーションをとり、フォローする体制づくりや法人としてサポートしていく必要があると感じています。
- SMART CAREERを導入した背景を教えてください
- 導入当時は、ちょうどコロナ禍で行動が制限され仕事でもプライベートでもストレスを抱え込むことが多くなるタイミングでした。
元々仕事の悩みは相談できる環境でしたが、コロナ禍ではいつも以上にストレスを抱えている職員が増えているのではないか。また職員が誰に話してよいのかわからない悩みや、相談できない不安などを、人と会うことに制限があるなかで発散できずに悶々としてしまうのではないかと、心配していました。
そういった環境の変化を踏まえて、職員の悩みを解決するために法人として解決できる体制をつくりたいと思い導入を決めました。
職員が気軽に頼れるような環境作り
- SMART CAREERは、どのように周知・運用をされているのでしょうか?
- 導入時に、サービスについての説明を、社内(職場内)のコミュニケーションツールで周知しました。
運用面では、気軽にカウンセリングを受けられるように配慮しています。
業務上、自分で時間を作ることが難しい仕事のため、上司がカウンセリングを受けられる環境を作る必要がありました。
自由に利用してほしいという思いはあったのですが、自分からカウンセリングを受けに行く人が少なかったこともあり、運営側でスケジュール調整を積極的に行い、1ヵ月で20名を受けよう!というように目標を決めてカウンセリングを実施しました。カウンセリングを自由に使える仕組みとして周知・運用はしてきたのですが、「悩みが深くないと利用してはいけない」というような、心理的なハードルがまだあるためか、自発的な活用が増えづらいことが今の運用課題です。
SMART CAREERのアナウンスで「キャリアコンサルティング」という表現を徹底しながら、職員にもっと興味を持ってもらうことが大事だと思っています。
そのためにも、まずはこちらからカウンセリング頻度をある程度定めるなど、SMART CAREERを計画的に運用していくことが必要だと感じます。
- 導入後の変化や感じた効果について教えてください
- 職員自身に目に見えてすごく大きな変化があったわけではないのですが、カウンセリング後のフィードバックはすごく助かりました。
一人ひとりを見ているつもりでも、実はストレスを溜めていたことがわかったりしたので自分たちだけでは足りないと気がつきました。
他にも、診断でストレス数値や自分の状態を知ることができるので、自分自身を振り返る機会として役に立っています。
職員のストレスや悩みを解決する存在としてこれから期待したいです。
なかなか相談できないことや、上司に言えない悩みの相談窓口としてSMART CAREERがあるからこそ、職員が安心して働いてくれていると思います。
心の拠り所を作るために、まずはこちらから背中を押してあげること
- 最後にSMART CAREERを利用してみての感想や、期待することを聞かせてください
- 運用担当者としては、操作が簡単で管理もしやすいサービスのため、助かっています。
特に、職員がカウンセリングを受けるためのチケットを希望者だけでなく職員に事前に付与することができることがとても良かったです。時期を決めて計画的に運用する時や、職員のスケジュールに合わせて調整が容易になるので、組織や状況に併せて利用できることが魅力的です。期待することとしては、やっぱりアプリ化の声が大きいです。職員には若い人も多く、PCでの操作よりもスマホのほうがなじみもあります。
スマホならひとり一台は持っているので、気軽にカウンセリングや診断を受けていただくために今後アプリ化していただけると嬉しいですね。最後になりますが、SMART CAREERに興味がある方がいれば、従業員の心の拠り所としてぜひ検討してみていただきたいです。
まずは職員の背中を押すためにも、どのような相談をどのくらいの頻度でしてみるか、計画的な利用をお勧めします!
カウンセリングという言葉に大きなハードルを感じてしまう方も少なくなく、1度だけの体験では、その後の自発的で、自由な利用には繋がりづらいかもしれません。
当法人は元々福利厚生の一環として運用していますが、職員に使ってもらうためには計画して運用しておりました。
私たちの法人は、事業内容により、職員構成も違います。そのため、一律に全てできることは少なく、導入後の運用も悩むことがありました。
どのような層に、どのくらいの頻度で促進していくべきかなどはキャリアブリッジさんに相談しながら運用計画を立てていくことができるので、職場に合わせた最適な運用ができることが大変助かっています。
神奈川県内で地域に必要とするものを提供しつづける、地域に貢献する法人です。
今回、SMART CAREERを導入していただき2年目を迎えました。
ご導入の背景や運用について、運用担当者の石川さんにお話をお伺いしました。